2012.1.24誤字修正 2007.12.5 2007.12.3初版
高知白バイ 衝突事故シミュレーション・プログラム
この衝突シミュレーション・プログラム計算式の中を覗いて見たい、意味を知りたいお方向け--> こちらに解説

スクールバスの速度 
 Km/時
目撃隊員の走行スピード 
 Km/時
事故白バイが衝突地点に到来したときのバスの位置(道路端から) 
(ここは計算結果欄なので入力不要)
 メートル
そのときの、事故白バイとバス前部との距離 
(ここも計算結果欄なので入力不要)
 メートル
【 使い方 】
  ■ 上から1、2番目の白枠の中に、それぞれバスの速度と目撃した隊員の走行速度を入力する。ただし、3、4番目の枠は計算結果が表示される欄なので入力不要
  ■ 入力は半角数字で、かつキロメートル単位で(少数点を含む数字はOK。ただし小数点を含めて6つしかはいらない。非現実的な桁数で数字を設定することに意味がない為、制限を設けている。
       ご注意:(全角で数字を入れても、”NaN”のエラーを表示して計算されない)
   ・・・・キー入力例として、スクールバスの速度:10、目撃隊員のスピード:55 などと半角数字だけを入力すればいい。
  ■ 2つの枠に入力が終わったら、下の方にある「計算」ボタンをクリックするだけ。

【 計算結果の見方 】
  ■  「白バイとバス前部との距離」の計算結果が正数ならば事故白バイはスクールバスに衝突しない!
※※ ただしバスの車幅、白バイの大きさはこの計算の中に含まれていない。よって限りなく接近する設定条件では、計算結果がゼロより大きくても実際は衝突することになる。
しかしこの事故では目撃した隊員は『時速55kmから50kmで走行』と公判で証言しており、その条件では決して微妙な結果にもならならず、なんら問題にならないのでプログラムの中に組み込まなかった。

  ■ 距離の表示がゼロ、またはマイナスの場合には、バスの先端からその数値だけ下がったボディの側面に衝突することになる
  

  このシミュレーションの元になる計算式を解説している --> こちら

  警察が作成したストーリー60km白バイでは、衝突しようがない  --> こちら

  ※※ そもそもが、60km走行では楽々白バイは事故を回避できていたはず --> こちら

上の計算の根拠になっている数字である。土佐署が作成した現場見取り図からの抜粋である。現物は --> ここ にある。
現場見取り図1 とっても重要な数字が3つある。

55.0m・・事故白バイの最初の位置から衝突地点までの距離

178.0m・・その白バイの最初の地点を目撃隊員が発見したときの距離

78.7m・・スクールバスを見たとされる地点からバスまでの距離

現場見取り図2

上の数字を地図上に載せたもの。ただしこの地図は現場見取り図に近いイメージにしたく、あえて南北を逆にしている。
現場マップ南北が逆さ地図の中に重要な数字と位置関係を書き入れたもの

目撃地点1というのは事故を起こした白バイを最初に見つけた場所で、その事故白バイから北北東の方向178mの地点


2番目の地点はバスの左前から78.7mのところに目撃隊員がいた地点。
言い換えればバスが道路に頭を出したそのときに目撃白バイが78.7m先にいたことになる。
それはとりもなおさず2番目の目撃地点といえる。

55mというのは、事故白バイが衝突地点まで走った距離

ここに登場するすべての地点はおなじ道路上にある。

※※注意:
道路は実際には湾曲しているが、直線とみなしている。また道路幅も厳密には見ていない。

  このシミュレーションの考え方を文字にしてみた(文字数が多くなって、冗長になり、クドクドなってしまった) --> こちら

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白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

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路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ!

◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
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