キヤノン PIXUS MP710 ヘッドを分解

2011.12.13初版

キヤノン PIXUS MP710 ヘッドを分解

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フメイナ カートリッジ デス」とエラー表示がでるようになり、結局すべての機能が使えず、あとは粗大ゴミか。
というのも、キャノンは2009年2月に問題の多さに対処できず、ヘッドの販売を取りやめた。いまさら一律9,450円ポッキリの定額費用を掛けて修理する合理性はないので分解してみる。
まずはヘッドから。

2本のネジを外す。ねじ山が滑って頭を潰さないように、力をいれて慎重に。
フラットケーブルを傷つけないようにシリコン接着剤を黒色のプラスチックボティからそっと剥がす。カッターナイフを使って。
基板とセラミックはフラットケーブルで一体型になっているので、その形を崩さずそのままそ〜っと、プラスチックのボディから剥がす。
あとは水洗いだが、どうしても基板に水しぶきが翔ぶができるだけかからないように。

分解して、それぞれを洗ったところ
MP710head007s

基板の接点面側(金メッキが施してある)
MP710head013s

基板の部品面 ICチップ S93C56
MP710head014s

シリコンゴム製のパッキンを取り除いたところ
MP710head015s

セラミック側から光を当ててみると、セラミックの小さな穴から光が入り、インクノズルを通して光が漏れてくる。 ブラックの1つと5つの小さな穴を通して、ノズル面のスリットに光が漏れてくる。
MP710head017s

ボディの穴とインク色との位置関係
MP710head012s

↓この辺にインクが染みたあとがある。  フラットケーブル内で線間パターンショートしてないだろうか?
MP710head019s

ここまで分解してみたが、残念ながら原因まで特定できてない。
インクが混ざる現象が出てきて、その後一週間くらいたったある日に電源ONすると「フメイナ カートリッジ デス」とエラーになった経緯があり、
インクの混色とこのエラーには因果関係がありそうだ・・・と、見ている。

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