++ 「警官証言、虚偽の可能性」名高裁判決 職質に暴行 逆転無罪 警察官と市民がからむと裁判所は警察官の証言を信じ、公平に見てくれない印象がある++


2009.7.9初版

「警官証言、虚偽の可能性」名高裁判決 職質に暴行 逆転無罪

・・・ 「警官証言、虚偽の可能性」名高裁判決 職質に暴行 逆転無罪 ・・・

中日新聞2009年7月8日 公式サイトに記事あり ↓
l090708  

岐阜新聞 Web2009年07月08日09:57
警官に投げられた状況、自ら再現…無実を確信

 2009年07月08日09:57
   「応援してくれた方のおかげで、くじけずに続けられた」。控訴審で無罪判決を受けた永井敬司郎さん(72)は、笑顔で感謝を述べた。
 突然の逮捕だった。巡査長に投げられ、顔が血で染まった。「最初は警察が謝ると思っていた」。だが現行犯逮捕され、留置場に。20日間の拘置期間中は巡査長の身の上話を聞かされ、なぜか悪いことをした気分になった。
 保釈後、当時の様子を再現するため、何度も弁護士と打ち合わせた。
 実際に弁護士に投げられ、受け身の取り方も検証。「両手をつかまれていたから、顔を防げなかった」。自らの主張が正しいとあらためて確信した。
 だが3月の一審判決は、巡査長の言い分を全面的に認めた内容。自らの名誉をかけて控訴した7日の判決で、裁判長から無罪の言葉が出た途端、法廷はどよめいた。「99%駄目だと思ってあきらめていた。いい裁判官にめぐり会えた」と喜ぶ。
 捜査方針を決めた当時の岐阜北署幹部、岐阜地検の検事に対しては、今でも不満はある。だが巡査長らに怒りや憎しみはない。「警察がすべて悪いとは思わない。立派な警察官になってもらわないといけない」と話した。


中京テレビ更新時間:2009-07-07 22:15
中京テレビ090707

警官に「暴行」で逆転無罪 名古屋高裁
更新時間:2009-07-07 22:15
幼児をチャイルドシートに座らせずに乗用車を運転し、職務質問した岐阜県警の巡査長に暴行したとして公務執行妨害罪に問われ、一審の岐阜地裁で罰金30万円の判決を受けた岐阜市の無職・永井敬司郎被告(72)の控訴審判決で、名古屋高裁は7日、岐阜地裁判決を破棄、被告に無罪を言い渡した。


中日新聞2009年7月7日夕刊

岐阜の男性に逆転無罪判決  名高裁「巡査長証言、信用できず」
 
2009年7月7日 夕刊
  幼児にチャイルドシートを着けずに運転したとして職務質問を受けた際に岐阜県警岐阜北署の巡査長に暴行したとして、公務執行妨害罪に問われ、1審の岐阜地裁で罰金30万円の判決を受けた岐阜市南蝉1、無職永井敬司郎被告(72)に対し、名古屋高裁は7日、「胸を突かれたという巡査長の証言は信用できない」として、逆転無罪を言い渡した。
 下山保男裁判長は「巡査長は職務質問の後に永井被告にけがを負わせていたことから、先に暴行を受けたと虚偽の証言をしている可能性がある」と指摘。
 巡査長と一緒にいた同署の巡査の証言からは有罪の認定はできないと判断した。
 永井被告は昨年8月27日午前10時ごろ、自宅近くの蝉丸公園南側路上で、3歳の孫らにチャイルドシートを着けさせずに運転したとして、巡査長らに自動車運転免許証の提示を求められた際、巡査長の言動に腹を立て、巡査長の胸部を手のひらで2回突くなどの暴行を加え、警察官の職務を妨害したとして、起訴された。
 永井被告側は、「暴行をした事実はない」と無罪を主張。1審の岐阜地裁は「胸を突かれたという巡査長の証言は信用できる。永井被告の供述は不自然」と有罪としたため、永井被告が控訴していた。

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内容紹介

◎ジャーナリスト 大谷昭宏氏推薦
白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

「これです」
被告の支援者が数枚の写真を取り出した。
路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ!

◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
  

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