このページはブログの続編になります。そちらに概要を書いています。
■ 衝突の瞬間 破壊の大きさに見合う衝突時間が必要 --> こちら
■ ブログ「どこがどこに衝突したか 白バイとスクールバス」 --> こちら
双方の相違点 | ||
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弁護側 |
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バスは止まっていた。そこに白バイが突っ込んできた 実際に白バイが倒れていた地点が衝突地点と主張 |
警察・検察側 | 150 92
| 道路の端から6.5mが衝突地点であり、そこから2.9m白バイを引きずった 言い換えれば、スクールバスが動いている途中に、白バイを跳ねたと主張 |
● 道路の端から6.5m地点でバスの右前に白バイがひっかかった。
しかし、その地点では単にひっかかっただけで白バイもバスも隊員も強い衝撃は受けなかった?
なぜなら、その地点には白バイの砕けた部品の破片が落ちていないから。
ということは、なにも砕けなかったと言い換えられる。(写真がきっちり記録している)
● そして、そのまま白バイをひきずり3m進んでバスが停止していた地点で白バイの部品がこじんまりと砕け散った。
(写真が記録しているとおり)
言い換えれば、その地点の寸前で白バイの左側面は大破し、バスのフェンダーを塑性変形し、バンパーをひん曲げ、
隊員は胸部に強い衝撃を受け、そして飛ばされたということになる。
※ ちなみにバスが白バイを引きずったと裁判が認定しているわけで、そうすると白バイとバスが合体したも同然のまま進み、同時に停止したことになる。
大きな破壊(強い衝撃力を作る)には短い衝突時間すなわち瞬間といえる短い時間(100ミリ秒以下)を作らないといけない
※ダラダラと時間を掛けても大きな破壊にならない!!! 大型プレス機じゃあるまいし・・・
※5200トンの大型トランスファプレスなら時間を掛けて変形させることも可能だが。
大きな衝撃力はどの地点で作られたか?(現場の状況を写真から推定してみる)
警察・検察はA点が衝突地点だとゆってるが、現場の状況と合致しない(破片がないから)
となると、B点の途中で大破壊が起きたことにしたい?(でも破片がないのでやはり無理)
速度がゼロになる寸前のB点で破壊が始まったことにしたい?
衝撃力≒ 力=質量×加速度 とすると、衝撃力を大きくするには加速度を最大にしなければならない
合体したまま、早足ほどの速度から限りなく速度がゼロになる寸前の地点までの3mの間で、どう計算すると大きなマイナス加速度が得られるのか!? 可能ならば教示してほしい
C点が衝突地点とするならば、破片が散らばっている状況とも合致し、
また、白バイが100kmほどのスピードで突っ込み、衝突の瞬間に速度がゼロになり最大の加速度が得られたことも無理なく説明できる。その瞬間で100ms以下の短い衝突時間が生まれ、大破壊が起きたこともなんら無理なく説明できる ・・・これが真実だ、と推定できる
左右の支柱がずれているように見える。タイヤ、ディスクブレーキなどに目立った損傷が見られない |
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左側面の出っ張り部分が破壊され、原型をとどめていない |
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著者:山下洋平氏 単行本: 256ページ 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2009/11/16) ISBN-10: 4797353899 ISBN-13: 978-4797353891 発売日: 2009/11/16 アマゾン担当者が一足先に読んでくれて、気に入ってくれた。 そして、発売前にもかかわらず「話題の新刊ノンフィクション」としてカテゴリの最上段に据えてくれて、各書籍とリンクして紹介されるように異例の販促体制をとってくれた。--> こちら 話題の新刊ノンフィクション あなたはどう判断する? バスは止まっていたのか、動いていたのか? バスに白バイが追突し白バイ隊員は死亡、そしてバス運転手は逮捕された── しかし、バスの乗客は「バスは止まっていた」と証言、一方警察は「バスは動いていた」と主張。どちらが事実なのか? 運転手は無実ではないのか? 警察は事件を捏造したのか? 謎の多い事件の闇に鋭く迫ったルポルタージュ 『あの時、バスは止まっていた』。 これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。 |
内容紹介 ◎ジャーナリスト 大谷昭宏氏推薦 白バイは“黒バイ”か 地方局記者が執念で迫る 「これです」 被告の支援者が数枚の写真を取り出した。 路面には黒々とした二本の筋。 裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。 「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」 ――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。 バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。 同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。 その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。 香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。 同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。 男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。 事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。 藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。 この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。 法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。 本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ! ◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響! |
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