++ 『あの時、バスは止まっていた』目撃した白バイが60km/時で走っていたら衝突しない 珍現象になる シミュレーションプログラムを作るきっかけになった++ ++ 『あの時、バスは止まっていた』高知県警 ブレーキ痕と認定されているものの実態 ++



2009.11.3 2009.3.26 2007.12.30初版

あの時、バスは止まっていた これが「ブレーキ痕だっ!」と証明できる人がいるだろうか ブレーキ痕と認定されているものの実態

裁判に証拠として提出された写真をスキャンしたものの一部を切り取り、ここでじっくり見てみる。
オリジナル写真は支援者さんサイトにある --> こちら
左側の黒っぽい縦方向の帯状のものが、スクールバスの左前輪がつけたブレーキ痕だと裁判で認定されているものである。
その写真の一部を切りだしたものである。
実況見分で使用した物差し(メジャー)が併せて写っていて、その大きさが判断できる。

そこからわずか40cm弱しか離れていない下図の2つの地点に注目してみる。
この近距離なので、この2点には光が等しく差し込んでいるはずである。

この2つの円の中に差し込んでいる光を比較してその違いを見比べてみる。
ちなみにメジャーの白地はR:255、G:255、B:255となっており、
カラーバランスについては特段問題となるほどの崩れはないと想定している。

本物のスリップ・ブレーキ痕 --> ここ
2つの盆地


下の図は上図の右側のほうの円の周辺を切り取って2倍に拡大したものである。
円の中心部分は周りの突起物による陰の出来具合から周囲より凹んでいて、
いわゆる盆地のようになっている。
この盆地の底の部分には光が右側から当たり、
周りの色あい・明るさと同じになっており、なんら違和感はない。

自然な色の盆地

ところが下図ではどうだろうか。
円の中心部分はやはり周りの突起物の陰からみて凹んでいるが、
その底の部分には光がちゃんと当たっているはずなのに、変な色・明るさになっている。
この凹んだ底に、タイヤのゴムが入り込みこのような色をつけたのだろうか!?

色の成分を見てもタイヤ痕特有のグレーではない。
なにか流動性の高い液体が隅々まで流れ込んで、色を付けたと見える。

この図も2倍に拡大している。
変な色の盆地

上の写真では、
ブレーキ痕の特徴であるグレー色になっているポイント・面がはほとんど見つからない。
本物のブレーキ痕・スリップ痕が写っている他の鮮明な写真を計測しても
ブレーキ痕部分の各色の成分が著しく不揃いであることはなく、
また、成分を数値で計測するまでもなく、目視でも明らかにグレーに見えるものである。

この写真でもタイヤ痕とされる部分はR:125、G:105、B:78のように、
色・バランス共にいびつになっており、
タイヤ痕の近くの路面の本来の色に、何かを載せた色彩になっていて、
グレーの色成分の部分がどこにもない。
だから、タイヤ痕がグレーっぽい色に見えない結果になっていると考察できる。

タイヤ痕の近くの路面の色をそのまま暗くした数字になっている。<-- これが最もオカシナなところである。
各色の数値の割り合いは大きく変化せず、単にそれぞれが揃って小さくなっている。

バランスが崩れていないということである。

変な色のブレーキ痕

このように色成分がバラバラだと、
どんなに自然光が当たっていてもブレーキ痕特有のグレー色になり得ない。

次のテーマ
となると、どんな液体を使ったかが次の関心の的になる。
路面の色とこのブレーキ痕面の色を比較してわかることは、
液体には目立った特定の色素(染料、顔料など)を含んでないと推定される。
特別な色素が入ってない無色に近いものか、
またはグレーにも着色しない程度の薄いものであると思われる。
そしてすぐに消えるか、もしくは除去が極めて簡単なものであったと考えられる。


■ スリップ・ブレーキ痕はグレー色になる ■
ちなみに本物のブレーキ痕・スリップ痕の色を分析してみるとこうなる。
当然だが、本物ではタイヤのゴムが路面に擦りつけられるので黒色もしくはグレー色になるはずであって、
下図のようにちゃんとグレーの色の特徴がはっきり数値にでている。
赤、緑、青の成分がそれぞれ近い数値になっている。

赤:100、緑:104、青:107のように・・・・
これぞブレーキ痕の色だ冷静に平常心で・・・」さんのブログの画像を一部コピー借用しました。
ごめんなさい。

鮮明なスリップ痕、タイヤの溝もみえている。
解説付き写真をじっくりご覧あれ。
ちなみに1ヶ月を過ぎてもまだ残っているとのこと。

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これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。
内容紹介
◎ジャーナリスト 大谷昭宏氏推薦

白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

「これです」
被告の支援者が数枚の写真を取り出した。
路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ!

◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
きっこの日記 2007年12月3日  警察のデッチアゲを許すな! 
きっこの日記 2007年10月29日  片岡さんによるこれまでの裁判のこと、事故のバスに乗車してた生徒のお母さまから寄せられたメール
きっこの日記 2007年10月27日  片岡氏による「事故と裁判について」の説明
きっこの日記 2007年10月22日

★ 「雑草魂」(片岡さん本人のブログ) http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954

KSB瀬戸内海放送が映像ニュース・シリーズで報道し続けている・・・・ こちら
★ 2007/10/25 高知白バイ衝突死D いよいよ判決…高松高裁の判断は? ・・http://www.ksb.co.jp/newsweb/wmv/series/sr071030.wmv
★ 2007/10/25 高知白バイ衝突死C 真実はどこに…動き出した生徒たち ・・http://www.ksb.co.jp/newsweb/wmv/series/sr071025.wmv
★ 2007/10/24 高知白バイ衝突死B 鑑定人が迫る ブレーキ痕の“嘘” ・・ http://www.ksb.co.jp/newsweb/wmv/series/sr071024.wmv
★ 2007/10/04 高知白バイ衝突死A 証拠ねつ造…動機はあった?! ・・http://www.ksb.co.jp/newsweb/wmv/series/sr071004.wmv
★ 2007/10/03 高知白バイ衝突死@ 警察が証拠を「ねつ造」? ・・http://www.ksb.co.jp/newsweb/wmv/series/sr071003.wmv

■ 10月29日夕方テレビ朝日のスーパーJチャンネル --> 「らくちんランプ」さん  必見!! 

10月29日夕方テレビ朝日のスーパーJチャンネルからのスクリーンショット その5  前のビデオ --> ここ


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