++ 『あの時、バスは止まっていた』衝突の瞬間まで見ていた生徒 窓を開け、顔を外に出して見ていた ++



2009.11.3 2008.5.26 2008.5.8 2008.5.1 2008.4.27初版

『あの時、バスは止まっていた』 衝突の瞬間まで見ていた生徒  窓を開け、顔を外に出して見ていた

   検察ストーリーだとすると、
バスが6.5m地点に到達する前に、生徒らの座席から白バイが向かってくるのを見ていたことになる
ちゃんと途切れもなく鮮明にみえただろうか!?

裁判によって衝突地点は道路の端から6.5m地点とされた。(下図の赤い星印)
他方、生徒らの目撃証言では白バイがバスに向かってくるのを見ている。
白バイを目撃していた生徒らは、車内のどの位置の座席から見ていたのか?

裁判では警察・検察の主張が認定されて、バスが動いていた途中に衝突し、跳ね飛ばしたことにされた。

となるとその6.5mの衝突地点に到達する前に、生徒らは向かってくる白バイのすべてを目撃していたことなる。そうならなければ辻褄があわない。

果たして、彼らの座席からなんの障害もなく向かってくる白バイを見ることができるだろうか?
土佐署にて3名の中学生が2時間半ほど目撃調書を取られたこととあわせて、現場で実地検証する必要があろう。

   ※ 生徒の証言がでてきた!(2008/4/29(火) 午後 3:11) --> こちら http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/37594986.html#37618450

それによると顔を出して衝突の瞬間まで見ていた。その座席を特定すべく現場の写真とバスの座席配置図を重ねてみる。
このGALA mio は9列の座席配置のバスで、その図と、窓の開いたままの写真を合わせてみると、衝突の瞬間まで目撃していて破片が額に当たった生徒は後ろから3列目の座席と推定される。
顔アイコン
仁淀川町とは? どうなの高知 のブログで
http://blogs.yahoo.co.jp/niyodojin/6965466.html
その高校生は白バイが来たのを知って、注視していたようですね。

最後の瞬間まで見ていたようです。
窓から顔を出してね。

衝突時、白バイかバスの破片が飛んできて、額に当たったと聞いています。
その部品が当たった部分が赤くなっていたと言う証言は複数の生徒から確認できています。
その生徒の乗車位置は 右列の後ろから5番目あたりの窓際です。

とありますが
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/26126632.html
ここに写っている、二枚目のバス全体が写っている写真がありますが、この、写真を拡大していくと、確かに、バスの後輪の所まで、窓が開いていますね。

2008/4/29(火) 午後 3:11 jbh02447

目撃座席の位置 <-- クリックで原寸大


警察・検察ストーリーは実地検証に耐えうるのか!?   座席から白バイがずっと見えないといけないはずだが・・・

警察・検察がいう 6.5m地点を衝突地点とするならば
その地点にバスが到達する前に、
向かってくる白バイを生徒らが目撃したということにならざるを得ない。
その間、ほんのわずかな時間しかない。
となれば、突如として白バイが目の前に現れたのに、瞬時にそれを理解して、かつ眼で追って衝突の瞬間まで見届けたことになる。
その時間わずか2〜3秒だが、その時間の中で立木などで邪魔されない時間は1秒あるなしとなる。

果たして、
このような物理的に明確に位置関係がわかっている状況で、彼らの座席から白バイがちゃんとクリアーに見えたものなのか?
植え込みなどが邪魔して、見えないのではないか?

下図は現場の航空写真にスクールバスを重ねた図である。現場付近の航空写真を拡大している。--> こちらのページのなか
バスの座席の位置はオレンジっぽい色で表されている。
  ( バスの大きさの縮尺と衝突位置は可能な限り正確さを期しているが、多少の誤差があるかもしれない。)
衝突地点でのバスの位置<-- クリックで原寸大


衝突した瞬間を目撃したとき、その座席の位置はほぼ道路の端ということになる

警察・検察ストーリーをベースにして、生徒らの目撃情報を重ね合わせてみると辻褄が合わないことがわかる。

下の左図は弁護側が主張する衝突位置で、事故直後の実際の現場写真であり、バスはセンターライン近くにいる。
右の図は警察・検察ストーリーで、バスの先頭が衝突地点(道路の端から6.5m)に達し、まさにその瞬間に白バイがバスの右前部に衝突したと認定されている。
白バイが向かってきて、衝突するまでの一部始終を目撃していた座席の位置が左の写真に残っていた。

バスの先頭から6.5mはちょうど後輪が道路の端に差し掛かった時点にあたり、ほぼその上が窓が開いていた座席になる。

衝突の瞬間まで白バイの動きを目撃していた座席。衝突の瞬間、この座席は道路の端の上にいたことになる。 警察・検察の主張は道路の端から6.5mの地点が衝突地点
目撃した座席の位置 6.5m地点警察の主張

・・・・ということは、

バスが道路進入時に一旦停止(これは裁判で認定されている)して右を確認したとき、目撃座席はその進入地点より6mほど後方(レストランの駐車場)にあって、その位置からは道路の右方向の状況は見えないはず(立ち木などが邪魔して)であり、
その後、バスが進入を始めて6.5m先の衝突地点に達するまでのわずか2.16秒(10km/時の等速走行として)しかない時間のうち、
その座席からまともに道路状況が見える時間がコンマ何秒あるかないかの計算になる。

そんなに短い時間でバスに向かってくる白バイをずっと注視し、バスの動きとあわせて衝突の瞬間が見えただろうか!?
突然に目の前に白バイが現れたと見えるのではないか!?

       警察・検察ストーリーに大きな疑問がでてくる。
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   ■ 警察の衝突地点を検証 目撃座席から白バイが見えたか --> こちら  新たにビデオがアップされた!新着記事2008.7.8
   ■ 衝突位置 検察ストーリーは実地検証に耐えうるか(ブログ) --> こちら
   ■ 白バイを見ていたのはどの座席?(ブログ) --> こちら

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内容紹介
◎ジャーナリスト 大谷昭宏氏推薦

白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

「これです」
被告の支援者が数枚の写真を取り出した。
路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ!

◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
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